勉強法

限られた時間なの中で勉強してゆくには、勉強方法とても重要になっていきます。すでに沢山の勉強方法の指南書が世に出回っていると思いますが僕なりにオススメの方法をいくつか書いてみます。

ひとつの用語の周辺事項をまとめて想起できるようにする。

各ページではある用語に関する問題の周辺事項を想起できるようになることを意識して書いています。例えば、『Gタンパク質』と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?まだ勉強を始めたばかりの人は「シグナル伝達で出てくるタンパク質」くらいしか出てこないかもしれませんが、『Gタンパク質』と聞いた時に関連事項として『7回膜貫通型受容体、αβγサブユニット、GDP結合型、GTP結合型、GTPase活性、アデニル酸シクラーゼ、cAMP、PKA、CREB、CRE』の全ての用語が流れを持って頭に浮かんでくることが重要です。さらには、その流れで『これはcAMP系であって、別のルートにPLC系のシグナル伝達もあって、それはGタンパク質→PLCがPIP2からDGとIP3を分解して〜』のように関連事項も、しりとりのように思い浮かべることができるようになることが重要です。

 

 

このサイトでは、ある用語一つに関してその分野の問題で何を聞かれていても答えられるようになることを目標としています。たとえば、大阪大学医学部学士編入試験では、かなり細かいタンパク質や遺伝子の名前まで覚えてなくては記述できないような問題が出題されていたり、旭川医科大学医学部学士編入試験では、細かい知識まで問われています。受験生の多くはそれらを完答することはほぼできないので、できるだけそのレベルに持っていき知識面では他の受験生に差をつけられるようにすることが目標です。

 


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日常生活の中で生命科学を意識する。

また、仕事で忙しい受験生におすすめなのが、『日常生活の中で生命科学を意識する』という勉強法です。たとえば、毎日ご飯を食べる時に、『ご飯のお米のは炭水化物→アミロース、アミロペクチン→胃のペプシンで2糖類まで分解されて→小腸マルターゼによってグルコースまで分解される(構造式を頭の中で描いてみる)→グルコーストランスポーターで管腔側から細胞内に取り込まれて→解糖系でまずヘキソキナーゼでG6Pに変換され→解糖系へ進む......』これをご飯を食べながら思い出してみる。

もしくは街を歩きながら、キャラクターのミッフィーMIFFYを見かけたとする。この時アミノ酸の一文字表記を思い出して、『M→メチオニン、I→イソロイシン、F→フェニルアラニン、Y→チロシン』を思い出して、『ミッフィーちゃんを構成するタンパク質のアミノ酸配列は『メチオニン-イソロイシン-フェニルアラニン-フェニルアラニン-チロシンなのか〜』などと考えてみる。

 

 

こういったことを日常的にやっている人は意外に少ないのではないでしょうか?この勉強法は復習のためには最適な勉強法ですし、生命科学に関しては、数学や物理、化学以上にこの勉強法が活用できます。身近なものでぜひ試してみることをオススメします。

 


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他人に教える。(ツイッター、Youtubeなどの利用)

これは何の分野を勉強するのにも共通することだと思いますが、他人に説明するには自分が完璧に理解していないといけません。このサイトはそのアウトプットの環境を作るために作ったと言ってもいいのですが、わざわざ時間を割いてサイトを作らなくても、例えば自分の彼女や友達に学んだことを説明するだけでもいいですし、ツイッターやYoutubeでも、とにかく学んだことをアウトプットしてゆくことが本当に重要です

他人へ向かってアウトプットすることは、ただ一人で紙の上で問題を解いているよりも、非常に多くのことを学ぶことができます。ぜひ試してみてください。


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